2024.2.5
看護連携型ユニフィケーション学習会を実施しました
島根県立こころの医療センターは、島根県立大学と島根県立中央病院との協働で看護連携型ユニフィケーション事業を行っています。教育と臨床の連携・協働から互いに学びあい、看護ケアの質向上を目指して、毎年学習会も行っています。
令和5年度は、3つのテーマでそれぞれの委員会や研修会単位で企画しました。
①「働きやすい職場づくり Vol.2」 9月22日
昨年度より、心理的安全性の保証とチーム力の向上を目標とし、勤務環境改善検討会で「働きやすい職場づくり」の取り組みを行っています。今年も個人や自組織のできているところ、強みを確認し合いました。この学習会以降、各部署で「いいこと探し」を実践し、徐々に認識されるようになってきています。
毎年実施する「ワークライクバランス調査」において、看護職員の満足度が向上しています。今後も働きやすい職場となっていくように力を合わせていきたいと思います。
②「コーチングで承認する力をつけよう」 11月28日
「承認」の効果や種類、伝え方や、話しにくいことを伝えるポイントなど、演習を交えて体験的に学びました。ネガポジ変換のスキルなど、楽しみながら学習がすすみました。承認はスタッフの自信ややる気を引き出し、職員同士の信頼関係を育む効果がありチーム力の向上につながります。「待つ」「許す」「信じる」を実践し、お互いを認め合える組織風土づくりにもコーチングを活用していきたいです。
③「倫理的視点を含めた行動制限最小化について」 12月8日
初任者にも理解しやすく、法律のことや行動制限を実際に経験した患者さんの語りを知る貴重な機会となりました。生じるジレンマを持ち続け「これでいいのかな」と考え続けることには意味があるという言葉を聞き、参加者の感想からも患者さんがトラウマを抱えていることを意識したい、「モヤモヤ」する気持ちを大切にしたいという感想が聞かれました。今後も病院全職種で行動制限最小化に取り組んでいきます。